巨人になりたい。

何かになりたい人の気まぐれな日記です

トイレの流すボタンがどれかわからなくていつも不安

一人暮らしをはじめるにあたって購入したドライヤー。

かれこれ3年以上使っているのですが、最近ふと思った。

「なんだ、このボタン…」

 

わたしが使ってるのは

パナソニック ヘアドライヤー ナノケア 白 EH-NA97-W

こいつなんですが

ドライヤーの電源ボタンで風量なんかを変更できるんですが、実はそれ以外にもモードを変更できるんです。地肌を優しく乾かすモード、温冷をリズムで切り替えるモード…

多彩なモードであなたの髪をより美しくできるんですよ、素晴らしいですね。

 

でもね、気づかないんです…

 

だって、すごい変なところにボタンがあるんだもん。

なんでこんなに電源ボタンから離れたところにつけちゃったの?

言われなきゃわかんないよ…

 

メーカーとしては「説明書とか、箱とかに書いてあるじゃん!」ということなんでしょう。

 

もういっちょ。

DRETEC 【A4サイズよりも小さい! / 体重50g単位表示】 コンパクト体組成計 「プティプラス」 ピンク BS-221PK

これは引っ越した時に友達にもらって、ちゃんと箱と説明書も見ないままに開封して使ってたんですが、一昨日くらいに体脂肪率だけでなく、筋肉量から基礎代謝量までなんでも測れるイケてる奴だってことに気づいたのですよ。

それもテレビでヨドバシか何かの店舗のロケで、この商品の紹介POPが映り込んだので知ったんですよ。

 

年齢や身長を設定すれば出るんですよ。でもその設定方法がちょっとめんどくさい。ちゃんと説明書読まないとわからない。

 

要するにです。

 

説明書って、みんな読むんですか?

 

わたしは大嫌いなので読みません。

 

やりながら覚えるタイプなので、基本的に読まない。読むのは故障した時くらい。

 

家電って高機能なのに直感的じゃないからわかんないです。

でもわからないんじゃ使えない。

 

デザイン性を重視してボタンが隠れすぎているか、機能を盛り込むことを優先してボタンがあちこちについているか、どちらかが多いなぁと。

 

だからこういう悲しい事態になるわけですよ。

 

ボタンだらけは論外ですが、この「どこ押せばいいかわからない」問題って結局デザインしていないのと同じだと思うんですよね。

 

説明が必要なデザインって、デザインじゃないと思うんです。

 

もう最近のトイレの流すボタンのわからなさったら、あれはなんなんですか。

毎回、トイレを流すボタンを押しているのか、ウォシュレットのボタンなのか、不安ですよ、ほんと。

 

こういうところってゲームを見習っていただきたい。

初代ドラクエのこの話なんか感動モノです。

作中のゲーム制作秘話(2)(ドラゴンクエストへの道)

まずスタート地点を王様の部屋にして、扉に鍵をかけて閉じ込めることにします。そして、王様や兵士と「はなす」、宝箱からアイテムを「とる」、鍵を使って「とびら」をあける、「かいだん」のコマンドで昇り降りを覚える、とこうして王様の部屋で重要なコマンドをすべて覚えさせ、プレイヤーにきちんと遊び方を覚えさせてからゲームをスタートさせる 

 これですよ。

「やりながら、覚える」

 

全ての製品が、こうであってほしい。

でも、とにかく機能を詰め込みたい。かっこよくしたい。それらが喧嘩をして、なんだかわからないデザインになって、結果、ユーザーがその機能を使いこなせないということになる。こんな不幸なことってない…

 

ということでゲームって偉大だな、と思ってたんですが、最近ゲームも説明を語りがちでなんともいえない気持ちになります。一度はこの手のジャンルのゲームをやってみようとfallout4を最近頑張ってるんですが、説明不足だからいちいちネットで調べながらプレイしてます。おまけにキャラクターのセリフに字幕がないから、すんごい集中して聞かないといけない。おもしろいんだけど、めっちゃ疲れる…おまけに3Dに酔う。

ぶっちゃけPS4の電源ボタンもおしゃれすぎてどこにあるかわかんなかったしなぁ。

高機能になると、どうしても「直感的なデザイン」ってのが難しくなるんでしょうか?

 

いや、でもAppleはがんばってる。

Think Simple読みなおすか…